キャベツ収穫に挑戦 箱根西麓三島野菜PR モニター視察ツアー

 日当たりと水はけに優れた高地で生産される三島市特産の箱根西麓三島野菜をPRする視察ツアーが4日、市内で開かれた。東京や大阪などから訪れたモニター10人が野菜の畑や直売所などを訪れ、地元農業の魅力と現状に触れた。

キャベツの収穫に挑戦するツアーの参加者=三島市笹原新田
キャベツの収穫に挑戦するツアーの参加者=三島市笹原新田

 一行はJAふじ伊豆の野菜直売所を見学した後、標高350メートルの同市笹原新田でキャベツを生産する宮沢竜司さん(37)の畑を訪れた。就農のきっかけや高品質にこだわる産地の思い、価格の変動による農家の苦労―などについて宮沢さんから話を聴いたほか、取ったばかりのキャベツを試食したりして農業の魅力に触れた。根を刈り取る収穫方法も教えてもらい、包丁を手に協力して挑戦した。
 主催は食を通じたイベントの企画や情報発信を展開する「こころキッチンJP」(本社・京都市)。行政やJAと連携して野菜のPRを行うのは初の試みで、7月には三島で一般向けの現地ツアーも開催する。同社代表の江藤三穂さん(37)=富士市出身=は「農家からここまで深い話を聴けるのは貴重な体験。いろんな応用が考えられる」と話した。

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