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ポルトガル語に愛着を ブラジル外務省、入賞者を表彰 母国語継承へ大会

 浜松市中区のポルトガル語教育機関IIEC(杉野アドリアーナ代表)はこのほど、3~4月にブラジル外務省などが開いた「継承語オリンピック」浜松会場の表彰式を同区のザザシティ浜松で開いた。優勝した磐田市の中学3年生デ・メロ・ジュリアさん、浜松市の小学5年生ウチボリ・カオリさんら上位入賞者に、在浜松ブラジル総領事館のバッホス・ドュヴァウ副総領事が賞状やメダルを贈った。

ドュヴァウ副総領事(右)から表彰を受けた上位入賞者=浜松市中区のザザシティ浜松
ドュヴァウ副総領事(右)から表彰を受けた上位入賞者=浜松市中区のザザシティ浜松


 ブラジル独立200周年を記念し、世界に転出した国民らに“継承語”としてポルトガル語への愛着を抱いてもらおうと世界各地で開催した。浜松会場はIIECで学ぶ小中学生ら32人が、同国居住歴のある1部、それ以外の2部に分かれてクイズ、小論文、スピーチの総得点を競った。
 2部優勝のジュリアさんは日本で生まれ、ポルトガル語は家庭内で使う程度。「あらためて母国のことを勉強し、みんな愛情が深いとても良い国だと感じた」と話した。1部優勝のカオリさんも「知らなかったブラジルのことを学べて楽しかった」と振り返った。
 IIECでは来日間もないブラジル出身の子どもを助けようと、同国籍や日本の小中学生らがポルトガル語の習得に努めている。
 

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