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観光や地域資源活用支援 サンフロント21懇話会総会 活動方針を承認

 静岡県東部・伊豆地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」は30日、三島市内のホテルで2022年度総会を開いた。本年度活動方針に観光面で新たな展開の提案や、地域資源を最大限に生かした取り組みを支援する考えを盛り込み、承認された。

2022年度の活動方針などを承認したサンフロント21懇話会の総会=30日午後、三島市内
2022年度の活動方針などを承認したサンフロント21懇話会の総会=30日午後、三島市内

 地元での東京五輪・パラリンピック自転車競技開催を機に見込まれるスポーツ人口拡大や観光交流促進、サイクルツーリズム活用への機運醸成を図る。文化的価値の高いクレマチスの丘・ヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)や、世界遺産に関する学習型観光として期待される富士山世界遺産センター(富士宮市)など官民一体の取り組みを支援する。伊豆半島の食と温泉といった魅力を明確にして新たな観光誘客を後押しする。
 新型コロナウイルス禍で健康への関心が高まる中、ファルマバレーセンター(長泉町)のプロジェクト推進に向けた人材育成を支える。26日に沼津市原に完成した次世代型植物工場「ブロックファーム」を柱にした同市西部のまちづくり構想を進める。動物愛護の啓発も支援する。
 総会は地域の市町長ら行政、企業などの会員約150人が出席。大須賀紳晃静岡新聞社社長と懇話会の岩崎清悟副代表幹事がウィズコロナやアフターコロナを見据え、「新たな観光戦略などを考え、提言する」とした。6月1日付で清野真司静岡中央銀行社長が懇話会代表幹事に、現代表幹事の岡野光喜氏は名誉代表幹事となることも報告された。
 議事終了後、外交ジャーナリスト・作家で本社客員論説委員の手嶋龍一氏が「“プーチンの戦争”にどう臨むか―台湾有事に影落とす中ロの連携」をテーマに記念講演した。

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