宿泊、日帰り客の推計消費　前年比べ増　２１年度の伊東市内

　伊東市はこのほど、２０２１年度の来遊客による市内の推計消費額を公表した。宿泊客が５８０億６８６３万円（前年度比１９・５％増）、日帰り客が３０９億２４８３万円（同４・５％増）と試算した。
　２１年度の宿泊客数は１８２万７５００人、日帰り客数は２９６万３千人。１９年度と比べた消費額は宿泊客が７０・０％、日帰り客は９７・４％となった。
　同日の定例記者会見で、小野達也市長は「回復の兆しはあるが、まだまだ厳しい状況だと感じている。国の雇用調整助成金を使っている企業がかなりある」と述べた。
　物価の上昇を踏まえ、国からの交付金などを活用した経済対策に取り組む構えも示した。「なるべく早い段階で急激な市民の負担に対応したい」と話した。