家康ゆかり史跡散策 歴史研究家の講義も 浜松市中区

 静岡県西部を中心とした歴史愛好家らでつくる「静岡県の歴史をつなぎ楽しむ会」は28日、徳川家康をテーマにした「はじめての浜松戦国講座」を浜松市中区で開いた。市内外から参加した約35人がゆかりの史跡を巡り、家康への理解を深めた。

元城町東照宮で歴史の解説を受ける参加者=浜松市中区
元城町東照宮で歴史の解説を受ける参加者=浜松市中区

 参加者は歴史研究家の大石泰史さんから、三方ケ原合戦前後の歴史を中心に講義を受けた。その後、浜松観光ボランティアガイドの案内で二代目将軍秀忠誕生の井戸や浜松城などを散策した。引間城跡の一画に位置する元城町東照宮では、浜松城が引間城を取り込んで拡大した経緯などの解説に耳を傾けた。
 同会は4月に発足し、今回初めて講座を企画した。塩崎明子代表は「地元の偉人や祖先を知ることで、歴史が自分ごとのように感じられる面白さを伝えたい」と話した。

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