富士高に全国「生徒会大賞」 部署制度導入し活性化 校則変更のルール明示 県内初 最高賞

 富士市の富士高生徒会が、全国の生徒会の優れた取り組みを表彰する「生徒会大賞2022」(一般社団法人生徒会活動支援協会主催)で最高賞の大賞を県内で初めて受賞した。組織改正によるメンバーの負担軽減や校則変更手順の明示などの運営改革などが評価された。鈴木康峰会長は「有識者に評価されてうれしい。今後も新しい挑戦をしていきたい」と喜ぶ。

部署制度を生かした運営改革で活性化に成功した生徒会本部メンバーら=富士市の富士高生徒会室
部署制度を生かした運営改革で活性化に成功した生徒会本部メンバーら=富士市の富士高生徒会室

 同生徒会は2021年度から「部署制度」を導入した。正副会長に集中する業務を分担し、生徒会本部メンバーも活躍できる仕組みに見直した。集会、総務、環境、内務、会計、広報の6部署を設け、部署長中心に業務を検討することで生徒会本部メンバーの責任感や積極性が増した。各部署に必ず1、2、3年生が所属し、次年度に経験者がいる体制を構築。引き継ぎの手間が減り、新たな挑戦がしやすくなった。
 校則の変更手順も生徒会役員と学校側のみで進めることに疑問を持ち、細則を整えた。生徒の提案を生徒総会で諮り、全生徒の3分の2以上の賛同を得た提案を学校側に提起。職員会議承認の上、校長が決定するプロセスを明示した。変更への生徒の支持率が分かり、生徒自身が校則変更に関与できる仕組みにした。
 鈴木会長は「生徒会本部のメンバーがやりたいことや業務に楽しく取り組める環境ができた。大賞で学校創立100周年に花を添えられた」と話した。
 生徒会大賞は、生徒による自主的な学校運営の活性化を図る目的で2017年に始まり、全国の中高から多数の応募があった。個人と学校の2部門で大賞などが選出された。

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