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電動自転車「原付」と判断 静岡地検、危険運転致傷で男起訴

 静岡市駿河区の歩道で4月、自転車に衝突された男性が重傷を負ったひき逃げ事件で、静岡地検は27日、傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕、送検された同市清水区の会社員の男(35)について、罪名を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)に切り替えて静岡地裁に起訴した。地検は被告が乗っていた電動アシスト自転車が原動機付き自転車(原付)に当たると判断した。
 起訴状によると、被告は4月18日午後8時5分ごろ、静岡市駿河区国吉田の国道1号沿いの歩道で原付を運転し、同市葵区の男性会社員が乗った自転車を妨害しようと、重大な交通の危険を生じさせる速度で追い抜きながら著しく接近して衝突させ、重傷を負わせる事故を起こし、そのまま逃走したとされる。
 道交法の施行規則では、電動アシスト自転車の電動モーターによる補助機能が働く制限について、時速24キロまでと定めている。関係者によると、被告の自転車を押収して試験走行したところ、制限を数十キロ超える速度までアシスト機能が作動したという。
 関係者によると、被告は前方から自転車で走行してきた男性とトラブルになり、進行方向を変えて衝突させたとみられる。

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