テーマ : 静岡市

静岡市のアドプト実行委 森林整備で農水大臣賞 

 先進的な環境活動に取り組む企業や市民団体を表彰する「地球環境大賞」で、静岡市内の3森林組合と県地球温暖化防止活動推進センター、同市でつくる市森林環境アドプト実行委員会が、大賞に次ぐ農林水産大臣賞を受賞した。実行委メンバーが25日、市役所静岡庁舎を訪問し、これまでの活動や表彰式の様子を本田武志副市長に報告した。

団体の活動や授賞式の様子を報告した見城委員長(左)=静岡市役所静岡庁舎
団体の活動や授賞式の様子を報告した見城委員長(左)=静岡市役所静岡庁舎

 市によると、市域の8割近くが森林で、そのうち約4割が人工林。所有者の高齢化や林業の後継者不足で整備が行き届かない部分が多い中、2011年設立の同実行委は、企業・団体からの寄付金を基に人工林の整備を行っている。11~21年の10年間で118・5ヘクタールの森林を整備した。間伐材を活用した積み木を市内のこども園に寄贈するなどの活動が評価された。
 4月末に都内で行われた表彰式では秋篠宮ご夫妻との懇談の時間もあり、委員長を務める見城久雄市森林組合長は「ご夫妻に『これからも頑張ってください』と声を掛けていただいた。寄付してくれた企業に感謝し、今以上に努力していきたい」と話した。

いい茶0

静岡市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞