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静岡人インタビュー「この人」 臼井一絵さん(浜松市中区)50年目を迎えるパッチワーク教室「コットンギャラリー・一絵」の代表 

 1973年にパッチワーク教室「コットンギャラリー・一絵」を開き、今年6月から50年目に入る。200人近くの生徒が在籍し、習熟度別にパッチワークとキルトの裁縫技術を教えている。ろう者の生徒も受け入れ、手話を駆使してパッチワークの魅力を伝える。77歳。

臼井一絵さん
臼井一絵さん

 パッチワークとの出合いは。
 「18歳のとき。まだ日本でパッチワークが広まっていなかった頃、旅行で訪れたオーストラリアで初めて目にした。元々、洋服などを作っていて『裁ちくず』をどうにかできないかと思っていた。布をつなぎ合わせる発想とデザイン性に一目ぼれした。日本に帰ってから、大学の仲間たちと英語の本を必死に読んで独学で学んだ」
 パッチワークの魅力とは。
 「色彩豊かで温かみのある作品になるのが特徴。気に入った柄や色の生地を集めて、相性を考えながらデザインできることも奥深い。手縫いすることにこだわっていて、出来上がった作品には手縫いならではの柔らかさや生地の伸びが生まれ、より優しい仕上がりになる」
 -なぜ、手話を学んだのか。
 「障害のある方にも裁縫を楽しんでほしいと思い、20代の時に学んでいた。30歳くらいで突然、自分の耳が聞こえづらくなってしまった。耳が聞こえない不安や大変さを身をもって痛感した。針仕事は気持ちが安らいで前向きになれる。ろう者にこそ、ぜひ熱中してほしいという思いが強くなった」
 -今後の展望は。
 「すっかり上達して、友人に教える立場になっている生徒もいる。輪が広がっていくのが幸せ。この教室がきっかけとなり、これからも携わる人が増えていってほしい」

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