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浜岡原発の廃棄物 加工し側溝のふたに 商業用軽水炉で初

 中部電力は24日、浜岡原発1、2号機(御前崎市佐倉)の廃止措置で発生した廃棄物のうち、「クリアランス物」の金属を加工した側溝のふたを同原発敷地内に設置した。クリアランス物は放射能濃度が極めて低く、人体に影響がないと国に認められた廃棄物。再利用は日本原電東海原発(茨城県)で事例があるが、商業用軽水炉では初めて。

中部電力浜岡原発の敷地内に設置されるクリアランス物を再利用した側溝のふた=24日午後、御前崎市佐倉
中部電力浜岡原発の敷地内に設置されるクリアランス物を再利用した側溝のふた=24日午後、御前崎市佐倉

 3月に中電と契約を結んだ木村鋳造所(清水町)が御前崎市内の製作所でクリアランス物の金属を側溝幅15~45センチのふたに加工し、同日までに336枚を搬入した。全体では金属約80トンを全長1・4キロのふたに加工する計画で、中電はPR施設「浜岡原子力館」周辺や発電所構内の道路の側溝に順次設置していく。9月ごろに完了する見込み。
 中電は廃止措置で45万トンの廃棄物が発生し、このうち約17%の8万トンはクリアランス物の対象と想定している。榊原浩之浜岡地域事務所総括・広報グループ専門部長は「クリアランス物の再利用を推進することで1、2号機の廃止措置を着実に進められる。どこで何に再利用できるのか、さまざまな活用法を検討したい」と語った。

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