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熱海土石流損賠訴訟 遺族ら原告側、静岡県と市に補助参加要請

 熱海市伊豆山で昨年7月に発生した大規模土石流を巡り、遺族や被災者が土石流の起点となった盛り土を含む土地の現旧所有者らに損害賠償を求めた訴訟で、原告側は23日、静岡県と市に対し原告側を補助する「補助参加人」の立場で参加するよう要請した。
 県には原告の1人で被害者の会の瀬下雄史さん(54)が難波喬司理事に電話で参加を求めた。県は「まだ訴訟告知書が届いていないのでコメントできない」とした。原告側は、市から補助参加の意向があったことを明らかにしているが、市幹部は取材に、県と同様に告知書が届いていないとした上で「まだ決まっていない」と話した。
 現所有者側は第1回口頭弁論が行われた18日、県と市、斉藤栄市長に訴訟への参加を促す訴訟告知を申し立てた。

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