病院に木製花壇を寄贈 掛川特別支援学校の生徒製作

 掛川市杉谷南の掛川特別支援学校の生徒がこのほど、車いす利用者が作業しやすい木製花壇を製作し、掛川東病院に贈った。入院患者や施設利用者がサツマイモや花の苗を植える園芸療法に活用する。

木製花壇の製作に取り組む生徒=掛川市杉谷南の掛川特別支援学校
木製花壇の製作に取り組む生徒=掛川市杉谷南の掛川特別支援学校

 木工班の8人が木材を組み立てたり、防腐剤を塗装したりして作業に励んだ。同校の山下光司高等部主事は「生徒が地域社会とつながり、力を発揮できる場を与えてもらい、ありがたい。学んだ技術を実践する良い機会になった」と話した。
 花壇は縦66センチ、横150センチ、高さ60センチで計5台。製作には同市の認定NPO法人時ノ寿の森クラブが協力した。指導に当たった同クラブ会員で建具職人の戸塚修夫さん(71)は「電動工具の使い方が上達した」と生徒の成長を喜んだ。
 病院は2015年の開設当初から、木製花壇を使った園芸療法に取り組んでいる。

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