デジタル活用のまちづくり 裾野市の取り組み紹介 静岡

 総務省東海総合通信局はこのほど、「情報通信セミナー2022in静岡」を静岡市駿河区で開いた。デジタル技術の利活用に積極的に取り組む裾野市の取り組みや、最新技術の導入が進む観光分野の現状などが紹介された。

デジタル技術を生かした裾野市の取り組みを紹介する長田主幹=静岡市駿河区
デジタル技術を生かした裾野市の取り組みを紹介する長田主幹=静岡市駿河区

 裾野市は、データを活用して市内のさまざまな課題の解決を図りながら、まちづくりを進めている。登壇した市戦略推進課の長田雄次主幹は、気象データを使った河川の水位予測システム構築や、耕作放棄地を自動判定するアプリ導入などの取り組みを紹介。デジタル技術の推進により「行政や市民の負担が減り、市内に限らず圏域全体の発展につながる」と強調した。
 県立大経営情報学部の大久保あかね教授は、デジタル技術の進化によってオンラインツアーや仮想現実(VR)を活用した観光体験が普及するなど、観光分野の幅が急速に広がったことを説明した。
 セミナーは毎年実施しており、県内外の約50人が参加した。

 

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