高齢女性に「詐欺注意」 裾野署、さくらセーフティ作戦

 裾野署はこのほど、特殊詐欺被害の中心になっている65歳以上の高齢女性に特化した防犯対策活動「さくらセーフティ作戦」を実施した。裾野市佐野地区の高齢者宅を署員が訪ね、特殊詐欺を身近な問題として認識してもらうよう呼び掛けた。

特殊詐欺を身近な問題と認識してもらおうと住民に呼び掛ける中村生活安全課長(左)=裾野市佐野
特殊詐欺を身近な問題と認識してもらおうと住民に呼び掛ける中村生活安全課長(左)=裾野市佐野

 同署によると、管内で昨年発生した特殊詐欺被害8件のうち2件が同地区で発生し、不審電話も10件確認されるなど防犯活動の重点地域になっている。中村佑馬生活安全課長が実際に不審電話を受けたことがあるという山下雪子さん(66)宅を訪れ、「詐欺グループから佐野地区が狙われています」「特に65歳以上の女性は要注意」と書いたチラシを手渡した。電話番号の表示システムを導入するなど具体的な対策も紹介した。
 同署は管内の高齢者宅を戸別訪問し、防犯活動を強化する。
 

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