五感駆使 赤ちゃんと演劇体験 浜松でベイビーシアター
乳幼児対象の出演体験型演劇「ベイビーシアター」が22日、浜松市東区の「赤ちゃんと人形のお店河田」で開かれた。関係者によると、市内初開催。赤ちゃん連れの家族ら約30組が触覚や聴覚など五感を駆使し、空を飛ぶ鳥の世界をイメージした演劇に没頭した。

コロナ禍でも、乳幼児が楽しめる場を作ろうと同店が提案した。京都を拠点に活動する専門劇団「ベベリカ・シアターカンパニー」の演出で、同劇団員と静岡県舞台芸術センター(SPAC)の団員らが出演した。
演劇は「大人も赤ちゃんの気持ちを知ろう」が合言葉。参加者はフェルト生地の羽を背中に付けて羽ばたきを表現したり、出演者が奏でた音や光で季節を感じたりして、幻想的な空間を楽しんだ。
中区から訪れた柘植絢叶ちゃん(11カ月)=中区=の父亮佑さん(28)は「子どもにとって刺激になればと思い、参加した。喜んでいる様子が見られて良かった」と話した。