ウクライナの惨状訴え 長泉で慈善イベント 三島への避難者参加

 国際交流の促進に取り組む長泉町の「土曜サロン」(長島はるみ代表)は21日、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナ支援のためのチャリティーイベントを同町下土狩のコミュニティながいずみで開いた。同国から三島市に避難した女性らも参加し、惨状を訴えた。

ウクライナの惨状を訴える原アンナさん(右)とネジェリコさん親子=長泉町のコミュニティながいずみ
ウクライナの惨状を訴える原アンナさん(右)とネジェリコさん親子=長泉町のコミュニティながいずみ

 町内外から約200人が参加した。ウクライナ出身で14年前から同市に暮らす原アンナさん(40)と、原さんの母で同国東部のドニプロから原さん宅へ避難したネジェリコ・マリーナさん(63)が講演し、ミサイルにおびえた体験や日常を奪われた悔しさを語った。バザーでは生活用品やハンドメード雑貨などを販売し、募金箱も設けた。売り上げと寄付金で計30万6622円が集まった。在日ウクライナ大使館や避難者家族に届ける予定という。
 同日はネジェリコさんの誕生日で、同団体が花束を贈った。ウクライナ国歌のサックス演奏が披露されると、ネジェリコさんが涙ぐむ場面も。長島代表は「友人を応援したいという思いで企画した。自分たちにできる行動を続けたい」と話した。

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