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松崎町の職員、懲戒免職 公金153万円横領

 松崎町は20日、公金を横領し私的に流用していた20代男性職員について、懲戒免職処分にしたと発表した。横領したのは遊歩道整備などを行う「南伊豆歩道運営協議会」の予算約153万円。2021年12月から22年3月まで、管理する口座から16回にわたって不正出金し、消費者金融の返済や遊興費に充てていたという。

職員の横領を受けて謝罪する深沢準弥町長(右)ら=20日午後、松崎町環境改善センター
職員の横領を受けて謝罪する深沢準弥町長(右)ら=20日午後、松崎町環境改善センター

 町によると、懲戒免職処分を受けたのは、町産業建設課主事の男性職員(22)。男性は当時、町企画観光課に所属し、同協議会の会計担当だった。通帳と印鑑を1人で保管し、町は出金事務を把握していなかった。後任者が4月に通帳を確認し不正が発覚した。
 男性は20年にも他部署で不適切な会計処理をしたとして、訓告処分を受けていた。深沢準弥町長は町環境改善センターで開いた記者会見で謝罪し、「管理方法が間違っていた」などと述べた。再発防止に向け、通帳と印鑑を同じ職員が管理する体制を排除し、上司による請求書などの入念なチェックを徹底するとした。
 町は男性の将来などを考慮し、刑事告訴しないという。監督責任として当時の課長を訓告処分にした。

 

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