会場の写真撮影担当 白鳥喬士さん 記録に残す地域の愛情【フェスを支える 3年ぶり「頂」➃完】

過去の開催写真を手に撮影のエピソードを語る白鳥喬士さん=静岡市葵区
過去の開催写真を手に撮影のエピソードを語る白鳥喬士さん=静岡市葵区

 ステージの内外にあふれる熱気と感動、笑顔-。静岡市葵区でウェブサイト制作会社を経営する白鳥喬士さんは、カメラクルーを率いて記録写真を残す。
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 静岡県内でライブなどの手伝いをしてきた縁で、初回から写真を任されてきました。7人ほどの担当者が会場に散って、フェスの隅々にまでカメラを向けます。いつも1人3万回はシャッターを切ります。
 アーティストの熱演や来場者の鑑賞スタイル、会場の電気をまかなうための廃油を地域の人が持ち込む様子などシーンはさまざま。このフェスに出掛けてみたい、と思わせるようなカットを心掛けています。
 フェスの撮影は、来場者の迷惑にならないところに控え、演奏中の移動にも制約があります。日が傾くと難度が上がりますが、ウェブや資料で魅力が伝わるように写真の質はしっかり保つ。常に緊張感があります。
 クルーで事前に打ち合わせをして、予測できるステージは最適な位置からベストショットを狙います。初開催の2008年、トリを飾った「渋さ知らズオーケストラ」の演奏は忘れられません。
 色や構図はもちろん大事ですが、頂を表現しようと思って生まれた写真が何よりもいい。フラットな会場に心地よい風、ベビーカーの赤ちゃんにも優しい。いい意味で田舎っぽくておしゃれじゃない、地域の愛情が注がれた手作り感を伝えたいと思っています。
 (文化生活部・橋爪充、鈴木明芽、宮城徹が担当しました)

 ◇日程 6月4日午前9時半開場、5日午前9時半開場
 ◇会場 県営吉田公園(吉田町)
 ◇出演 奥田民生、PUSHIM、UA、PAPA U-Gee、渋さ知らズオーケストラ、THA BLUE HERB、Nulbarichほか全18組
 ◇前売り券 2日通し1万4300円、1日7700円など。中学生以下無料(保護者同伴)
 ◇オフィシャルサイト http://www.itadaki-bbb.com/2022/
 ※来場者の個人情報登録、会場入り口での検温、会場内のマスク着用など、感染症対策を徹底する

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