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茶況(5月20日)東部、来週で本茶終了 静岡市中 県産一茶

 静岡市中の県産一茶は、最終盤で出回りが少ない。東部では来週、本茶生産がほぼ終わる見通し。
 富士は品種物のかぶせが2000円強などで商談成立した。複数工場が生産を継続しているが、週明けにまとまった数量を出荷して一茶生産に大方のめどを付ける予定。あっせん業者は「需要が伸びず、売り切るのに苦労した日もあった。かぶせの相場は底堅かった」と話す。
 県外産二茶は種子島産が約1000キロ届いた。市中問屋は「月末以降の県外産二茶の取引では、目立った特徴のある品を確保したい」と話す。
 静岡茶市場は午前10時現在、県内産5236キロ、県外産471キロが上場した。

 藤枝 茶商は消費地での一茶の需要を探り、二茶の仕入れ計画を練っている。
 島田、金谷、川根 産地問屋は一茶の仕上げを終え、発送作業に忙しい。川根地域の二茶は早場所で6月10日前後の見込み。
 榛原、相良 生育にばらつきのある茶園について、指導機関は「更新計画を見直し、深刈りや中切りを前倒しで行うことも必要」としている。
 掛川、小笠 生産者は中切り更新や二茶に向けた整枝作業などの管理作業を進めている。
 袋井、森 袋井の茶業関係者によると、一定の需要が見込めるため、二茶から紅茶の生産に切り替える農家もいるという。

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