大麦 黄金色に熟す ウイスキー用、焼津で収穫期
麦の穂が熟し収穫期となる季節「麦秋(ばくしゅう)」を迎え、焼津市内では長いひげを伸ばし黄金色に輝く穂が、初夏の澄んだ青空と美しいコントラストを見せている。

同市利右衛門の畑では19日、生産者の小畑幸治さん(66)ら3人がコンバインを使い、二条大麦「ニューサチホゴールデン」の収穫に汗を流した。
「最近は雨が続き、作業が滞っていた。この畑は実の付きも良く品質も期待できる」と小畑さん。収穫作業は天候を見ながら来週中頃まで行い、25トンほどの収量を見込んでいるという。
収穫した大麦は、静岡市葵区のウイスキー製造会社「ガイアフローディスティリング」に出荷され、県内産ウイスキーとして加工される。