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5・19 空襲犠牲者を慰霊 磐田北小/磐田農高

 1945年5月19日の磐田市の空襲による犠牲者の慰霊祭が19日、同市見付の磐田北小と同市中泉の磐田農高で行われた。在校生や被爆者、その友人が77年前の同日に亡くなった児童生徒らを弔い、平和への誓いを新たにした。

平和への決意を述べる庄司君=磐田市見付の磐田北小
平和への決意を述べる庄司君=磐田市見付の磐田北小
慰霊碑の前で手を合わせる空襲経験者の鈴木さん=磐田市中泉の磐田農高
慰霊碑の前で手を合わせる空襲経験者の鈴木さん=磐田市中泉の磐田農高
平和への決意を述べる庄司君=磐田市見付の磐田北小
慰霊碑の前で手を合わせる空襲経験者の鈴木さん=磐田市中泉の磐田農高

 磐田北小では教員1人と児童28人の計29人が犠牲になった。慰霊祭が同校近くにある子ども厄よけ地蔵と慰霊碑の前で行われ、参列者は読経が流れる中、焼香をした。6年の庄司獅斗君(11)は「平和のありがたみを感じ、これからも平和が続くよう次世代につないでいく」と決意を口にした。
 磐田農高では実習中の生徒5人が亡くなった。授業開始前に全校生徒が黙とう。代表生徒らが校内の慰霊碑前でバラの花を供えた。爆弾で負傷した生徒を目の当たりにした鈴木巌さん(89)=同市大中瀬=は「つらい思いをする争いを繰り返してはいけない。今も世界では戦争が続いている。早く終息することを願っている」と力を込めた。

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