食品の海外販路開拓 浜松いわた信金、安全認証や市場動向説明
浜松いわた信用金庫はこのほど、食品の海外販路開拓を目指す中小企業支援の一環で、食品安全の認証取得やアジアの市場動向に関するセミナーを開いた。しずおか焼津信金などと共催し、オンライン配信で県中西部の約30社が聴講した。

アジアの富裕層の間ではコロナ禍の巣ごもり需要に伴い、高品質の日本食ニーズが高まっているという。この日は食品安全規格に詳しい専門家が「FSSC」「ISO」「HACCP」などの認証の特徴を説明し、輸出先国が求める規格を認識した上で選定する必要性を強調した。
信金中金の香港駐在員は、輸出規制が少なく、住民の購買力が高い現地市場の魅力を紹介。電子レンジ対応や健康への配慮、日本の地名入りパッケージなど、現地で関心が高い食品の傾向を解説した。
6~7月に、国内輸出商社や海外バイヤーとオンライン形式の商談会を予定している。