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静岡市、危険な街路樹伐採へ 倒木の恐れある160本

 静岡市は5月末から、市が維持管理する街路樹の伐採に着手する。約2万本のうち、腐朽や亀裂などで事故の危険があると判断された約160本を順次伐採し、道路利用者や道路沿いの住宅の安全確保につなげる。
 市は事故を未然に防ぎ、良好な都市景観を守るための計画を2020年度に策定した。計画に基づき、21年度に調査を初めて実施。樹木の腐朽や亀裂、空洞の有無、傷みの進行状況を調べた。高さ3メートル、幹の周囲90センチを超える約6千本のうち約1600本を対象に行い、樹木医による診断で約160本が倒木などの恐れがあると判定された。
 今後、残りの対象樹木約4400本も調査を進めるほか、21年度の調査で再点検が必要と判定された樹木の調査をしていく。
 同市では4月末、駿河区広野の歩道で街路樹が倒れて民家に直撃する被害が発生。19年9月にも清水区で街路樹が民家に接触する事故が起きた。市道路保全課の担当者は「街路樹の適正な管理と市民の安全の確保を徹底したい」と話した。

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