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静岡人インタビュー「この人」 オクサーナ・ステパニュックさん(東京都)三島市などを回るウクライナ出身のオペラ歌手 

 ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナのキーウ州スィニャワ村出身。チャイコフスキー記念国立音楽アカデミーを首席で卒業後、2003年に初来日し、06年からは三島市で毎年コンサートを開いている。コロラトゥーラという高い音域を歌う。藤原歌劇団正団員。44歳。

オクサーナ・ステパニュックさん
オクサーナ・ステパニュックさん

 ―三島を訪れるようになった理由は。
 「今も家族のように応援してくれる柴原俊介さんと出会ったことがきっかけ。三島は歌が好きな人が多く、拍手も温かい。富士山も大好きで、自然がすごく美しい。自分にとって縁起の良い場所」
 ―ロシアの侵攻開始後はどんな活動をしているか。
 「チャリティーコンサートなどで全国を回っている。県内は三島と富士宮を訪れた。6月5日には伊豆の国市で開催する。ウクライナへの応援、支援は本当にありがたい。戦争が始まり、全国のファンから『応援したい』という電話を1日に何十回ももらった。日本の心の温かさを感じている」
 ―侵攻をどう思うか。
 「戦争の話はあまりしたくない。ただ、ウクライナの民間人の力になりたい。歌の力で勇気、希望を与えたい。そのために心を込めて、祈りを込めて何度でも歌いたい。今も故郷には両親が住んでいる。自分の国と村を見守りたい」
 ―母国への思いは。
 「ウクライナに生まれたことを誇りに思っている。ウクライナ人はとても芯がある民族。復興には時間がかかるかもしれないが、諦めずに復活すると信じている。もっと美しい国に立て直す力があるはずだ。子どもたちには平穏な国に生きてもらいたい。そのためにも、1秒でも早い平和を祈っている」

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