静岡県立大ゼミ生が就業体験 富士の企業で採用サイト制作

 静岡県立大上原ゼミの学生が17日、富士市のペット用シーツメーカー「コーチョー」で「インターンシップ」を始めた。学生4人が12月まで同社と連携し、大学生向けの採用サイトを制作する。

担当者らから事業内容の説明を受ける学生=富士市内
担当者らから事業内容の説明を受ける学生=富士市内

 県内の企業や団体の課題解決に学生が取り組むフィールドワークの一環。若手人材確保が課題である同社は大学生に訴求する採用ページ制作を依頼した。
 17日は3年生3人が同市厚原の同社に赴いて生産工場などを見学して事業への理解を深めた。同社の担当者が会社の沿革や主力商品などを説明。ペットシーツで業界上位に入る状況や紙やおから、木くずを活用した猫砂生産などSDGsの取り組みを伝えた。学生の関心はSDGsの取り組みに集まった。
 今後打ち合わせを重ね、秋のウェブサイト完成を目指す。同社総務部の寺田健悟さんは「学生が求める情報を若者に聞くのが一番」と成果に期待した。

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