茶況(5月17日)買い手に満腹感広がる 静岡市中 県産一茶

 静岡市中の県産一茶は、前日の雨天で富士からの出回りが少なくなった。一茶仕入れの満腹感が広がり、荷を求める買い手は限られている。
 富士は露地物が少量入荷し、700円台で手合わせした。終盤で下物の確保を進める問屋が分け合った。
 あっせん業者は「一部の買い手が仕入れを続け、700円台を維持している。かぶせの引き合いは強く、相場は前年並み」と話す。量販店などで売る低価格帯の商品作りのために、仕入れを続ける中堅問屋は「使いやすい深蒸しの品物を年間売りに向けて確保する」と語る。
 静岡茶市場は午前10時現在、県内産2697キロ、県外産48キロが上場した。

 藤枝 生産者は今期の一茶について「燃料費が高騰して生産コストがかかった一方で価格は下がり、厳しい状況だった」と振り返った。
 島田、金谷、川根 産地茶商は発送作業をこなしながら、二茶生産に関する情報収集を念入りに行っている。
 榛原、相良 牧之原市茶業振興協議会は特産の茶のPRに向け、6月に名古屋市でのイベント出展を予定している。
 掛川、小笠 茶商は一茶の仕上げ、発送作業をほとんど終え、二茶仕入れの準備を進める。
 袋井、森 袋井の茶業関係者によると、市内で二茶の生産に向けた茶園の管理作業が進められている一方、需要薄を懸念して中刈り更新を行った茶園も多いという。

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