テーマ : 小山町

自転車レース「お祭りに」 小山で20日、ツアー・オブ・ジャパン

 小山町で20日に開かれる自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)富士山ステージ」に向け、町などでつくる実行委の準備が大詰めを迎えている。レースを盛り上げようと、楽しみながら応援できるイベントを初開催する。

ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージに向けて準備に当たるメンバー=小山町
ツアー・オブ・ジャパン富士山ステージに向けて準備に当たるメンバー=小山町

 町が自転車競技会場になった東京五輪・パラリンピックのレガシー(遺産)を次代につなぐ「レガシーレース」と位置付ける。祭典の感動や興奮を呼び起こし、自転車を核にしたまちづくりを進める原動力にしたい考え。
 イベントは地元団体「We are OYAMA(ウィーアーオヤマ)」の協力を得て実施する。同団体が作ったカウベルを無料で貸し出し、沿道で鳴らしてもらう。コースの激坂「ふじあざみライン」では、選手走行前の道路をメッセージやイラストで彩る「チョークアート」を計画。来訪者が観戦するだけではなく、観客としてレースに“参加”してもらう仕掛けだ。
 オリジナルグッズも販売する。団体の代表で、イラストレーターのkaco.(本名高田香子)さん(42)は「いろんなスタイルで応援し、楽しめるお祭りにしたい」。将来的には仮装しながらの応援や、小中学生がデザインしたチョークアートなどを思い描く。
 実行委は来年以降も関連イベントを充実させる考え。町観光スポーツ交流課の担当者は「多くの町民が待ちわび盛り上げる、ツール・ド・フランスのようなレースにしたい」と先を見据える。
 イベントに関する問い合わせは同課<電0550(76)6114>へ。

 <メモ>ツアー・オブ・ジャパンは国際自転車連合(UCI)公認で国内最大規模のステージ制のレース。富士山ステージは2005年に始まった。今年のコースは、富士スピードウェイから富士山須走口5合目までの78・8キロ。東京五輪タイムトライアルの周回コースを4周半した後、激坂として名高い「ふじあざみライン」を駆け上がる。

いい茶0

小山町の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞