スズキ、インドに新工場 1830億円投資 四輪生産増強

 スズキのインド子会社マルチ・スズキは現地時間の13日、インド北部ハリヤナ州に四輪生産の新工場を建設すると発表した。年間生産能力は25万台で、2025年内の稼働を目指す。主力市場のインドの年間生産を250万台規模に引き上げ、今後も拡大が見込まれる現地の自動車需要に対応する。
 スズキはハリヤナ州と西部グジャラート州に四輪生産工場を置く。発表によると、新工場建設地はハリヤナ州北部のカルコダで、約320万平方メートルの土地を取得した。首都ニューデリー近郊のグルガオンとマネサールに加えて同州では3カ所目。投資額は約1830億円(1100億ルピー)。製造する車種などは公表していない。
 既存工場があるグルガオンは都市化が進み、交通渋滞に伴う物流効率の悪化が課題になっている。一方、今回取得したカルコダでは今後工場を増設していく可能性がある。
 インドはスズキの四輪世界販売の過半を占め、現地でシェアトップを誇る最大市場。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ需要の回復がみられ、23年3月期は前年比1割増を掲げて販売に注力する方針だ。
 スズキは今回とは別に3月下旬、約1500億円を投じてグジャラート州でEV(電気自動車)生産の能力増強とEV車載用電池の生産工場建設計画を公表済み。現地での大型投資を通じて、生産拡大や現地政府が進めるEVなどの脱炭素戦略の対応を加速する。

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