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自転車で富士市巡ろう 市ステーション、サタデーライド始動

 富士市八代町の市サイクルステーションは4月から、毎週土曜に少人数で楽しむサイクリング「サタデーライド」を始めた。同所を発着点にしてスタッフが参加者の走力に合わせた距離や速度で市内のスポットを巡り、一緒に自転車を楽しめる交流拠点を目指す。

参加者にルートなどを説明する小林さん(左)=富士市八代町の市サイクルステーション
参加者にルートなどを説明する小林さん(左)=富士市八代町の市サイクルステーション

 同施設は2021年11月に開所し、e―Bikeやロードバイクをレンタルしている。
 サタデーライドは、初心者や市内のスポットを知らない人も自転車の爽快感を楽しめるよう、基本的なルールや乗り方を伝え、同所の利活用促進を図る。レンタサイクルでも参加できる。スタッフでサイクリストの小林和真さん(22)が走りやすい道路や魅力的なスポットを選んで同行する。飲食店と連携してコースに入れていく考え。小林さんは「未経験者も手ぶらでも参加可能。一緒にサイクリングを楽しみたい」と参加を呼び掛ける。開催予定はツイッターで発信している。
 3回目の開催となった4月23日には自転車サークルに所属する大学生2人が参加した。体をほぐして停止や右折などの合図を確認後、サイクルステーションを出発した一団は須津川渓谷にある「富士バンジー」や新幹線沿いのレンゲ畑、沿岸部の約39キロを2時間で走破した。鈴川町の人気パン店「あにぱんや」にも寄った。常葉大2年の杉山大介さん=藤枝市=は「ペースを合わせてくれ、山も海も両方楽しめた。別の場所にも行ってみたい」と満足げに話した。

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