教職員の業務効率化へ 浜松市教委、2社と協定

 市立小中学校における働き方改革の推進に向け、浜松市教委はこのほど、情報システム会社「遠鉄システムサービス」(中区)、自治体向けDXサービス事業「ガバメイツ」(松山市)の両社と、市立小中学校の業務量調査等に関する連携協定を締結した。教職員らが授業以外で行っている各業務を数値で「見える化」して無駄な業務を抽出し、効率化などにつなげる。

浜松市立小中学校における業務量調査等に関する連携協定を締結した(左から)大久保社長、宮崎教育長、藤井営業本部長=浜松市中区の市教委
浜松市立小中学校における業務量調査等に関する連携協定を締結した(左から)大久保社長、宮崎教育長、藤井営業本部長=浜松市中区の市教委

 市内小中学校への情報教育機器の導入・保守点検業務などを手掛ける遠鉄システムサービスと、全国140自治体以上の業務改善支援を行ってきたガバメイツがノウハウを共有し、無償で事業に当たる。協定期間は2023年3月まで。業務量調査、分析、課題抽出、業務改善策の検証までを行う。
 中区の市教委で行われた締結式では、宮崎正教育長、遠鉄システムサービスの大久保淳一社長、ガバメイツの藤井琢也営業本部長が協定書を交わした。
 宮崎教育長は「両社の知見、経験を元にして教職員の負担が軽減し、教育環境が改善されることで、教育の質の向上、浜松の将来を担う子供の育成につながることを期待したい」と話した。

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