斉藤市長「納得しかねる」 熱海土石流・行政対応検証委最終報告

 熱海市伊豆山の大規模土石流の起点となった盛り土に関する行政対応の検証委員会の最終報告を受け、同市の斉藤栄市長は13日、市役所で報道陣の取材に応じ、「反省すべき点は真摯(しんし)に受け止めるが、報告書全体としてはバランスを欠き、納得しかねる」と不満を口にした。
 不適切な盛り土造成を阻止できず、甚大な被害が出た結果については、「被災者には大変申し訳なく思っている」と謝罪した。
 斉藤市長は報告書に関し、県土採取等規制条例が中心で「県が所管し規制力の強い森林法や砂防法、廃棄物処理法などは簡潔な記載にとどまっている」と指摘。これらの法律が効果的に運用されなかった問題を深掘りすることが「再発防止につながる」と述べた。
 盛り土の前所有者への措置命令を見送った後、再度盛り土を調査すべきだったとの検証委の指摘には「結果的にそうだったかもしれない」とした。
 市や自身の責任については、検証委の最終報告と市議会調査特別委員会(百条委員会)の報告を踏まえて「改めて総括して示す」と述べるにとどめた。

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