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7区→3区 24年施行決定 市議会特別委【浜松市行政区再編】

 浜松市の行政区再編を協議する市議会特別委員会は13日、現行7区を3区にする新しい区割りを2024年1月1日から施行するとの市の再編案を委員会として決定した。区名や区協議会の在り方など一部検討課題は残るが、新しい区の線引きや出先機関の配置、区政の組織体制などの骨格部分はほぼ確定した。

行政区再編の区割りと区役所などの位置
行政区再編の区割りと区役所などの位置

 新たな区割りは、仮称A区(中、東、南、西区と北区の一部)、B区(浜北区と北区の大部分)、C区(天竜区)で、昨年12月に特別委が内定した案と同じ。特別委と市はその後も住民代表向けの説明会やパブリックコメントの意見を踏まえ、区の数を減らしても市民サービスが低下しないよう再編案を練り上げてきた。
 この日、委員12人中11人が「十分な議論ができた」などとし、再編案を了承。「人口のアンバランスが地域格差を招かないよう配慮が必要」との付言が複数挙がったほか、共産党市議団の1人は「住民合意が不十分」と反対したが、特別委の総意として「再編案は妥当」と結論づけた。
 市は決定された再編案とパブコメの回答を今月下旬に公表する。今後は特別委で条例制定への詰めの協議に入る。

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