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静岡人インタビュー「この人」 佐野碧さん(静岡市駿河区)全国工業高校長協会優秀生徒賞を受けた

 優秀生徒賞は工業技術分野の学習で優れた成績の生徒に贈られる。昨年、「ものづくりの甲子園」と呼ばれる「高校生ものづくりコンテスト全国大会(旋盤作業部門)」で準優勝した実績などが評価された。科学技術高(静岡市葵区)の機械工作研究部で部長を務め、3月に卒業した。現在は清水区の空調機器メーカーに勤める。18歳。

佐野碧さん
佐野碧さん

 ―旋盤作業とは。
 「円柱状の金属を回転させ、刃の付いた工具で押し当てながら削って加工する。大会では旋盤で2時間半以内に課題に出された図面通りに加工する。用意された機械や材料などの特性を把握したり、加工時の小さな音の変化に気付いたりしなければならないため、とっさの判断力と技術力が必要となる」
 ―旋盤との出合いは。
 「機械工作研究部の体験入部で先輩に誘われたのがきっかけだった。幼い頃から立体駐車場で稼働するチェーンなど金属加工品に興味があった。思い通りに自由に加工できるのが魅力」
 ―練習時間は。
 「部活の引退まで放課後を使って週に約10時間を費やした。動作に無駄がないかを部員に確認してもらいながら練習に励んだ。練習のモチベーション維持のため、ダンベルを作るなどして楽しんだ。振り返ると、部員のサポートがなければ全国大会出場もかなわなかったと思う。粘り強く練習に付き合ってくれた仲間に本当に感謝している」
 ―新入社員としての目標は。
 「社会に貢献できるよう、旋盤にこだわらず、金属加工技術を貪欲に習得したい。培った知識や技術向上への執念で、新たな技術の取得や技術を競う大会に挑戦する。人によるものづくりは、人工知能(AI)に決して負けないと信じている」

いい茶0

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