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小中高生3年ぶり招待 静岡ホビーショー、模型の組み立て楽しむ

 静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開かれている静岡ホビーショー(静岡模型教材協同組合主催)は3日目の13日、3年ぶりに県内の小中高校生を招待した。児童生徒約3500人が、プラモデル出荷額で国内シェア8割を誇る地元産業の魅力に触れた。

出展各社の指導の下、模型作りを楽しむ児童=静岡市駿河区のツインメッセ静岡
出展各社の指導の下、模型作りを楽しむ児童=静岡市駿河区のツインメッセ静岡

 出展各社は模型の組立教室やラジコンカーの操作体験を子どもたちに用意した。ハセガワ(焼津市)は、小型ロボットのプラモデルを提供。児童らはニッパーの使い方などを社員から教わり、組み立てを楽しんだ。
 初めてのプラモデル製作という西豊田小5年の大内菜那さんは「パーツがしっかりはまる瞬間が楽しい。家で別の模型も作りたい」と笑顔を見せた。同社の長谷川勝人社長は「模型製作で立体を把握する力や独創性を養うことができる」と教育効果を説明する。
 静岡市の調査によると、小学生の7割以上は模型作りがほぼ未経験という。同組合の田宮俊作理事長は「子どもたちが楽しむ姿を見るのは涙が出るほどうれしい。物を作り、動かす感動を味わってほしい」と語る。青島文化教材社(同市葵区)の青嶋大輔社長は「招待日を契機に模型への興味を抱き、将来の業界を支える人材へと育ってくれたら」と期待する。

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