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ベンチャー支援14社連携 「中部STARTUP RUNWAY」始動

 静岡銀行グループの静岡キャピタルなど中部地区のベンチャーキャピタル(VC)、金融機関計14社が連携し、新興企業の支援プロジェクト「中部STARTUP RUNWAY(スタートアップランウェイ)」を展開している。手厚い経営支援を通じ、地域に高い企業価値を備える「ユニコーン」の創出を目指す。

広域連携で立ち上げた「中部STARTUP RUNWAY」。ベンチャー企業の創出や育成を目指す=12日午後、静岡市内
広域連携で立ち上げた「中部STARTUP RUNWAY」。ベンチャー企業の創出や育成を目指す=12日午後、静岡市内

 創業専門VCのサムライインキュベート(東京)が運営事務局を担い、名古屋銀や山梨中銀経営コンサルティングなども加わった。
 起業家らが事業構想や創業に必要な資金規模などを提示すると、連携して経営支援策を検討する。数多くのVCなどで専門性の高い助言や協調融資の組成、広域でのビジネスマッチングなどを手掛ける。4月の発足から約1カ月で、28社から支援の申し込みがあるという。
 静岡市内で12日に開いた発足イベントでは、化学製品メーカーのタケ・サイト(同市駿河区)など県内外10社が事業構想を披露した。サムライインキュベートの榊原健太郎社長は「地域経済の活性化には、スタートアップ企業を育てる必要がある。中部地区から世界に羽ばたくユニコーンを生み出したい」と期待を込める。

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