⚽J1清水エスパルス MF宮本、ボランチ奪取 攻撃積極参加で持ち味に厚み

 J1清水のMF宮本航汰(25)が主力ボランチの座をつかんでいる。選手層の厚い激戦区のポジションで開幕時は控えの立場だったが、MF白崎の故障離脱に伴いリーグ第7節浦和戦から先発出場。チームを支える気の利くプレーで存在感を発揮し、白崎の復帰後も定位置を守る。

ボランチの主力に定着している清水の宮本(中央)=三保グラウンド
ボランチの主力に定着している清水の宮本(中央)=三保グラウンド

 宮本は現在リーグ戦6試合連続で先発中。サポートの意識の高さで味方の攻撃の組み立てを円滑にし、守備時は危険なエリアを埋めてピンチの芽をつむ。これまで持ち味としてきた部分に加えて、最近目立つのは2列目から飛び出してゴール前に関わる姿勢だ。
 転機は、浦和戦の前の試合で今季初めてベンチ外になったことだった。メンバーから外れた意味を考え、「自分らしさを出せていなかった」ことに気づいた。下部組織時代から宮本を見てきた平岡監督には、積極的に攻撃に絡むプレーが彼本来の姿との印象があった。かつての思い切りの良さを表現し始めた背番号13を、指揮官は起用し続けている。
 仲間からの信頼も厚い。連係することの多い右サイドバックの原は「気を使えて、攻守両面で自分たちはすごく楽になっている。目立たないがああいう選手が今のチームには必要」と言う。GK権田も「ピッチで本当に声を出すようになった」と変化を感じ取る。
 昨季はリーグ後半にポジションを失い、18試合の出場にとどまった。「結果が出ないと替えられてしまうのは昨年知ったこと。勝ち点3を取るために自分ができることを考えてやらないと」。継続して欠かせない存在となるべく、チームの勝利だけを見据える。

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