河津特産カーネーション 引き抜き体験手際よく 「援農ボランティアツアー」スタート

 河津町特産のカーネーションの引き抜き体験(河津温泉旅館組合主催)が7日、同町で始まった。「援農ボランティアツアー」と題し、農家の引き抜きを手伝う代わりに切り花を好きなだけ持ち帰られる人気企画。

カーネーションを折り取る参加者=河津町の安田農園
カーネーションを折り取る参加者=河津町の安田農園

 初日は同町の安田農園のビニールハウスに県内外の約30人が集まった。黄色やピンク色など多彩な花々を手際よく折り取り、根を引き抜いた。
 町内のカーネーション農家は母の日に向けた作業を終えると、新たな苗を植える準備に取りかかる。花がついているものも含め5月中に全てを引き抜く必要があり、短期間に人手が必要となる。安田農園の安田国夫さん(73)は「多忙な時期に重労働の手を貸してもらえて非常にありがたい」と感謝した。
 引き抜き体験は3年ぶりの開催。18日まで計7日間開催するが、既に全日満員。最終日までに約200人が参加予定という。
 JAふじ伊豆によると、東伊豆町と河津町で本県のカーネーション生産量のおよそ9割を占めている。

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