放課後児童クラブ コロナ対策で指針 「見直すべき」一覧も

 静岡県内の放課後児童クラブでつくるNPO法人県学童保育連絡協議会(静岡市葵区)が、新型コロナウイルス対策に取り組む際のガイドラインを作成した。中でも効果や根拠が乏しい感染防止対策は見直すべきとして一覧を盛り込み、各クラブに向けて「実施の是非をいま一度検討して」と呼び掛けている。

静岡県学童保育連絡協議会が発行したガイドライン
静岡県学童保育連絡協議会が発行したガイドライン

 内容は静岡済生会総合病院(同市駿河区)小児科の塩田勉医師が監修し、4月24日付で作成した。中止を検討すべきとした感染防止対策は12項目。「屋外や発言しない状況でのマスク着用の意義は乏しい」「おもちゃの定期的な消毒は不要」などを挙げた。おやつの時間は児童が同じ方向を向いて黙食するのが通例だが「対面を避ける必要はない」「皆で楽しく話しながら食べることが食育」と見直しを促した。
 具体的な感染対策の表も掲載した。換気や手洗いの適切なタイミング、児童の遊ばせ方や「クラブで発熱が確認された時はマスク着用の上、可能な限り保育室とは別室で休養する」ことなどを勧めた。
 同協議会が昨年9~11月、クラブを対象に行ったアンケートでは「コロナ禍で子どものストレスが増えた」との回答が6割近くあった。鈴木和子副理事長は「見直し一覧は実現を強く求めるものではなく、現場の判断に任せたい」とした上で、「触れ合いや遊びが子どもの発達にいかに重要か再認識するきっかけになれば」と期待する。
 同協議会によると、県内の児童クラブの数は2021年5月時点で723カ所(利用児童数は3万4357人)。ガイドラインは全クラブに配布する予定。
 

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