マクラメで空間演出 浜松・ギャラリーケイブ閉館 最後の作品展
浜松市東区の作家鈴木真弓さん(72)によるマクラメアートの個展「一本の糸からの共鳴」が15日までの土、日曜、同市中区の「ギャラリー ケイブ」で開かれている。ひもを結んだり、ワイヤでつなぎ合わせたりした約50点を出展した。
麻糸や毛糸、綿糸に加え、ジーンズの切れ端といった個性的な素材でも手掛けた。床には円すい型の造形物が並び、壁にはタペストリーが掛けられるなど、インスタレーション(空間展示)が展開され、来場者を楽しませている。
同ギャラリーは5月で閉館する。鈴木さんは「作品を体で感じ取りながら、ギャラリー最後の作品展を楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けた。
開館は7、8、14、15日の土、日曜のみ。入場無料。14日午後4時から、同市出身のモダンダンサー松田英子さんの演舞を予定している。