見事的中 古式流鏑馬、妙技に拍手 富士宮・富士山本宮浅間大社

 富士宮市の富士山本宮浅間大社で5日、市無形民俗文化財に指定されている古式流鏑馬(やぶさめ)式が行われた。浅間大社流鏑馬保存会メンバーが伝承する射技を披露し、見事、的に命中させた。

馬上から的に矢を放つ射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
馬上から的に矢を放つ射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
見事、的に命中した弓矢=富士宮市の富士山本宮浅間大社
見事、的に命中した弓矢=富士宮市の富士山本宮浅間大社
馬上から的に矢を放つ射手=富士宮市の富士山本宮浅間大社
見事、的に命中した弓矢=富士宮市の富士山本宮浅間大社

 1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、天下太平を祈願し流鏑馬を同大社に奉納したことが起源とされる。同大社楼門前に装束姿で登場した射手は馬上から天、地、四方をはらった後、的に向けて矢を放った。射手を務めた同保存会在籍5年目の会社役員望月永一さん(44)=同市=は「コロナを吹き飛ばせるような矢を放てたかな」と話した。
 流鏑馬祭(4~6日)は新型コロナウイルスの影響で昨年に続き規模を縮小した。疾走する馬上から矢を放つ神事流鏑馬式や武者行列の練行は中止した。

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