⚽ジュビロ磐田 首位鹿島に力負け サッカーJ1

 明治安田J1リーグは3日、各地で第11節の6試合が行われ、磐田は首位鹿島に1-3で敗れた。

鹿島―磐田 後半26分、ヘディングシュートを決める磐田のゴンザレス(中央)=カシマ
鹿島―磐田 後半26分、ヘディングシュートを決める磐田のゴンザレス(中央)=カシマ


 ①カシマ▽観衆26493人
 鹿島 8勝1分け2敗(25) 3(2―0 1―1)1 磐田 2勝5分け4敗(11)
 ▽得点者【鹿】アルトゥールカイキ(2)上田2(7)【磐】ゴンザレス(2)

 【評】磐田は鹿島に力負けした。
 攻撃の形をつくれず守勢に回った磐田は前半29分、CKから押し込まれ先制を許した。さらに35分にはFW鈴木のパスに抜け出したFW上田に決められて追加点を奪われた。
 後半は攻撃の枚数を増やして攻勢に転じた。26分、MF山本康のパスをFWファビアンゴンザレスが頭で合わせて1点を返した。
 だが、33分に再び上田の個人技での突破を許して駄目押し点を奪われた。


 ■強力な攻撃陣に屈す
 首位を走るチームの勢いをまざまざと見せつけられた。今季初の連勝を狙った磐田は、後半1トップから2トップに変更して攻勢に転じたが、それ以上に強力な鹿島の攻撃陣にねじ伏せられた。
 伊藤監督が最も悔やんだのは、鹿島の日本代表FW上田に奪われた3点目だ。「攻めている時のカウンターへの対応など、リスクマネジメントがチームとして足りなかった」。一瞬の隙を突かれて許した駄目押し点に首位との差を痛感した。3失点での敗戦に現時点では「妥当な結果」と完敗を認めるしかなかった。
 後半から途中出場して今季2点目を挙げたFWファビアンゴンザレスとは対照的に、今季10試合目の先発となった元日本代表FW杉本は依然無得点のまま。前線からの守備や起点となるプレーでの貢献は誰もが認めるところだが、ゴールという目に見える結果が遠い。指揮官も「僕自身も点を取ってほしい。厳しい評価を与えないといけない時もくる」と示唆した。
 鹿島との差を問われた伊藤監督は「球際のパワーの違い」と答えた。1対1での鹿島の強さが、こぼれ球を奪い取られる結果につながり、攻守で圧倒されたと分析する。
 ただ、中2日の過密日程で迫るC大阪戦までに修正の時間は少ない。DF小川は「プレー強度がまだまだ課題。全て上げていく必要がある」と必死に前を見据えた。

 ■オシムさん死去 遠藤が哀悼の意
 J1磐田の元日本代表MF遠藤が鹿島戦後、今月他界した元日本代表監督のオシム氏について「日本代表で楽しい時間を過ごせたのがいい思い出。オシムさんのおかげで人生が変わった選手もいる。感謝している」と哀悼の意を表した。
 42歳3カ月余りで現役を続行し、ボランチでフル出場する元気な姿を天国のオシム氏に示した。ただJ1最多を更新し続ける652試合目を白星で飾りたかったが、鹿島の壁に屈した。「後半もっとアグレッシブにいかないといけない。決める時に決めないと」。オシム氏のもと17試合、日本代表歴代最多の152試合出場を誇る名手は、自らに言い聞かせるように話した。
 

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