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富士山5合目 須走口にぎわうGW 標高2千メートル「別世界」

 最大10連休となるゴールデンウイーク中盤の3日、小山町の富士山須走口5合目には県内外から行楽客が詰め掛けた。標高2千メートルで非日常を味わい、英気を養った。

昼時に東富士山荘で食事する人たち=小山町の富士山須走口5合目
昼時に東富士山荘で食事する人たち=小山町の富士山須走口5合目

 駐車場には県内のほか、湘南や多摩、川崎など関東圏のナンバーの車やバイクが並んだ。訪れた人たちは周辺のハイキングを楽しみ、眼下に広がる景色を堪能した。昨年に続き訪れたという会社員渡辺義夫さん(63)=神奈川県小田原市=は「見える景色や木々の高さが麓と違い、別世界。仕事の疲れを癒やせる」とすがすがしい表情を浮かべた。
 きのこ料理を提供する2軒の山小屋には、昼時を中心に客が訪れた。東富士山荘の米山千晴代表(71)は「客足は少し戻ったが、コロナ前に比べると3分の1以下。少しずつ増えれば」と今後に期待を寄せる。
 5合目周辺には、山肌に露出した溶岩に雪解け水が流れる「まぼろしの滝」などのスポットがある。山小屋「菊屋」を経営する渡辺昇さん(72)は「開放感があり、豊かな自然を感じられる。登山シーズン以外でも楽しめる」とPRする。
 

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