ダム際で仕事いかが 川根本町「ワーケーション」提案 長島ダムふれあい館

 川根本町が同町犬間の「長島ダムふれあい館」の一角にワーキングスペースを整備し、29日にオープンを迎えた。コロナ禍で働き方が多様化する中、通称「ダム際ワーキング」として、ダムを眺めながら非日常的な環境で仕事をする新しい働き方を提案する。これまでの観光に加えて働く場としてもPRし、長島ダムを含む接岨峡地区への来訪者の増加と認知度向上を図る。

整備されたワーキングスペースを利用する沢渡あまねさん。窓からは長島ダムを眺めることができる=29日午後、川根本町犬間の長島ダムふれあい館
整備されたワーキングスペースを利用する沢渡あまねさん。窓からは長島ダムを眺めることができる=29日午後、川根本町犬間の長島ダムふれあい館

 同館は長島ダムやダム周辺地域の情報を映像やパネルで紹介する施設。ダムを一望できる窓際のスペースにテーブルと椅子、コンセントを設置した。今秋までに無料Wi-Fiを完備し、屋外デッキにもテーブルや椅子を設ける予定だ。
 ダム際ワーキングは働き方や組織変革を支援する「あまねキャリア」(浜松市)代表取締役の沢渡あまねさん(46)が広める新しい働き方。沢渡さんによると、長島ダム周辺は温泉地などの観光資源が多く、仕事を終えた後に宿泊ができるとして、観光地で仕事と余暇を楽しむ「ワーケーション」に適した環境だという。
 町が整備をした背景には、ふれあい館来場者の減少がある。開館した2002年以来、一時期は年間で約2万5千人を記録したが、20年度は新型コロナの影響もあり約1万5千人にとどまった。町観光商工課商工交流室の服部了士室長は「都市から地方へ新しい人の流れが生まれることで観光業の経済効果だけでなく、さまざまな地域活性効果が期待できる」と話した。
 利用は無料。午前9時半~午後4時半。木曜休館。

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