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三島の書家と門下生が書展 東京・銀座の鳩居堂 

 書道塾「房仙会」を営む三島市の書家福田房仙さん(72)と門下生による書展が29日、東京・銀座の鳩居堂で始まった。三島市や全国の門下生約50人が、楷書や行書、草書などさまざまな書体の作品を出品し、コロナ禍の中、オンラインで稽古を重ねた成果を披露している。5月1日まで。

福田さん(左)の生徒ラヴィンドゥ・ウィクラマシンハさんら門下生約50人が出品した房仙会書展=東京・銀座の鳩居堂
福田さん(左)の生徒ラヴィンドゥ・ウィクラマシンハさんら門下生約50人が出品した房仙会書展=東京・銀座の鳩居堂

 スリランカ人留学生ラヴィンドゥ・ウィクラマシンハさん(21)は、福田さんらと接して感じたという「謙遜」を作品で表現した。来日までの1年余り、スリランカにいてオンライン指導を受けてきたという。通信状況が悪く苦労した面もあったが「先生の手元がいろいろな角度から見られて勉強になった」とみるみる上達した。
 鳥取県米子市の松原公仁枝さん(56)は平安時代の能書家藤原行成の臨書を出品。「書道を通して生き方を学んでいる」と福田さんへの絶大な信頼を語る。福田さんは「書にそれぞれの個性、思いが表れ、バラエティーに富んでいる」と教え子たちの成長に目を細めた。

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