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伊奈半左衛門の遺徳しのび例大祭 小山の神社

 富士山の宝永噴火後に困窮した人々を救った伊奈半左衛門を祭る伊奈神社(小山町須走)で29日、春季例大祭が開かれた。遺徳をしのび、地域の平穏を祈願した。

伊奈半左衛門の遺徳をしのび、地域の平穏を願う参列者=小山町須走の伊奈神社
伊奈半左衛門の遺徳をしのび、地域の平穏を願う参列者=小山町須走の伊奈神社

 同町と御殿場市の各地区の代表者ら約30人が参列した。石橋良弘宮司が祝詞を奏上し、参列者は玉串を供えた。
 1707年の宝永噴火で周辺の村々は埋没し、住民は飢えに苦しんだ。災害対策の指揮に当たった関東郡代の伊奈は、おきてを破って幕府の貯蔵米を住民に配ったとされる。
 伊奈神社は1907年に小山町須走字西沢の王子ケ池に建立、57年に現在地に移設された。王子ケ池は東富士演習場内に位置し、神社があったことを示す碑が立っている。

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