沼津「夢工場」再稼働へ　米久、冷凍食品を製造

　伊藤ハム米久ホールディングスは２８日、火災で操業を停止していた子会社の米久の夢工場（沼津市）を再稼働すると発表した。２０２３年４月の再開を予定する。
　ソーセージやベーコンなどの食肉加工品を製造していたが、１９年１２月の火災で内部が燃え、生産を三島市などのグループ工場に移管した。建物は残っているため、生産設備を入れ替え、コロナ禍で需要が増えている冷凍の調理加工食品を製造する。
　着工は１０月の予定で、今回の設備投資額は約２０億円。１９９４年に建て替えた同工場は３階建て、延べ床面積は約１万平方メートル。冷凍食品は１フロアで生産し、残り２フロアの利用方法は今後、検討するという。