新区制24年1月1日案 市が施行日提示【浜松市行政区再編】

 浜松市は28日の市議会特別委員会で、現行の7行政区を再編し、新たに3区制を施行する期日について2024年1月1日とする案を提示した。特別委は5月13日の次回会合で協議した上で、了承する見通し。
 市はこれまで、施行の時期を「早くて24年1月」などと説明してきた。1月1日とする理由について、再編の目的を踏まえると極力早い時期の施行が望ましいことや、年末年始の閉庁時に情報システムのデータを更新できること、4月の異動期より窓口業務の取り扱い数が少ないことを利点として挙げた。今後、各会派で是非を協議するが、この日の会合では委員から目立った異論は出なかった。
 特別委は次回の会合で施行日のほかに、区割り内定案にパブリックコメントや委員の意見を踏まえて修正した最終的な区割り案も審議する。最終案が了承されれば、区役所や行政センターといった主要施設の配置、組織体制、職員数などが事実上、固まる。その後は区名の決定、区協議会の見直しなどを進め、23年2月議会での条例議決を目指す。
 

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