特殊詐欺被害防止へ啓発 伊豆箱根鉄道3駅で大仁署
大仁署は28日、特殊詐欺被害の防止に向けた啓発活動を伊豆の国市の伊豆箱根鉄道の3駅で実施した。県警が29日まで発令しているサギ電話多発警報に合わせた取り組み。

朝の通勤通学時間帯に合わせ、韮山、伊豆長岡、田京の3駅で署員約10人が啓発品を配布した。田京駅では署員3人が利用客に詐欺被害の現状を説明し、家族全員で警戒するように呼び掛けた。同署生活安全課の担当者は「キャッシュカードをすり替えて盗む手口が増えている。手口を知って不審なことは疑い、警察にすぐに相談してほしい」と話した。
同署管内では、昨年が2件200万円だった特殊詐欺被害が今年は27日現在で7件1030万円と急増している。同日には息子をかたったおれおれ詐欺で高齢女性から500万円をだまし取った容疑者を逮捕した。
交通、地域両課の署員も参加し、大型連休を前に交通安全の意識向上を呼び掛けた。