新茶入りかき揚げ給食に 袋井市、地元産で食育

 新茶シーズンに合わせ、袋井市は27日、袋井産の新茶を使ったかき揚げを市内の公立幼稚園とこども園、小学校の給食で提供した。子どもたちは採れたての地元特産品の味を堪能した。

新茶入りかき揚げを食べる児童=袋井市の袋井東小
新茶入りかき揚げを食べる児童=袋井市の袋井東小

 市は給食で地元食材を活用した食育に取り組んでいる。同日朝に収穫したばかりの農薬無散布の一番茶を、袋井産の新タマネギやゴボウ、タケノコなどと合わせた。食材の味を生かしたシンプルな味付けで、茶の香りが他の食材を引き立たせる。
 この日は袋井西幼稚園と浅羽東こども園、袋井東、袋井西、袋井北、浅羽東の4小学校で提供。袋井東小には茶葉を納品した茶農家の寺田直樹さん(55)が訪れ、茶について説明した。
 6年の伊藤勇翔君(11)は「苦いかなと思っていたけど、甘くてサクサクでおいしかった」と話した。
 28日は袋井南、高南の2小学校などでかき揚げが出される。

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