外国人案内のスキル習得 三島市観光協会、コロナ後見据え講座

 コロナ後に訪れる外国人観光客の需要回復を見据えた「インバウンドガイド養成講座」(三島市観光協会主催)が26日、市民文化会館で始まった。5月末まで座学と実技を通じ、ニーズに合った観光案内のスキル習得を目指す。

インバウンドへのガイドについて学んだ参加者=三島市民文化会館
インバウンドへのガイドについて学んだ参加者=三島市民文化会館

 初回の講師は、熱海市の旅行会社でガイドなどを務めるニュージーランド出身のトニー・エバレットさん(61)。インバウンドの感覚について「三島や伊豆に来るのではなく、まずは日本」と述べ、地域や文化にこだわりすぎず、分かりやすい言葉で情報を共有してもらう必要性を強調した。富士山をはじめとする静岡の観光資源と外国人のニーズは共通点が多く、「強みをはっきりさせるのが大事」と呼び掛けた。
 養成講座は全5回で、11人が受講。ガイドのスキルアップに向けた座学と三嶋大社や楽寿園などでの体験型研修を行う。

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